
がーるず・らぶ 里美と結の場合(R18)
第6章 あっ!と驚く来訪者
「な、な、な……なんで???」
「だって、お昼にちゃあんと、伝えたじゃないですか〜?」
眩しいくらいの笑顔で、結はビシッと言い放った。
「“また後で逢いましょうね”って♡」
そおだったあぁーーー!
そおいえば、さりぎわに、そんなこと、おっしゃってました〜!
平然と立って二人を迎えてはいたが、一方、心の中で髪をクシャクシャ掻き乱しながら悶絶している私が居たりする。
「再会と、休日出勤のねぎらいと、そして……」
様々な食材が入っていそうなエコバッグをひょいっとこちらに差出し、
「先輩と晩ごはんしたくて、来ちゃいました☆」
は、ははは……。
曇りも迷いも無い無邪気な笑顔。
相手に迷惑になるかもしれないという考えは、おそらくミジンコの毛程にも無い。
……流石だ……(苦笑)
ま、いつも笑顔っていうとこは彼女の良いところでもあるわけで。
「すぐ食べられるように、でも愛情は忘れないように手早く作っちゃいますね」
正直なところ、その申し出自体は大変ありがたい。
今夜はカンタンにインスタントか何かで済まそうかと考えてたし。
それに、なにしろ彼女には、高校時代に手作りのお弁当で随分お世話になっている。
平たく言えば私の胃袋はすでに彼女に掴まれていると言う訳だ(笑)
……ちょっと“愛情"という単語は気にしたいところではあるが(苦笑)
「それは良いけど……時間、大丈夫?」
さっき脱衣場で見た時間は、すでに夜7時を過ぎていた。
今から料理して、お酒なんか飲んでたら……帰る場所によっては、家に着く頃は随分遅い時間になりかねない。
「大丈夫です。すぐ出来ますから」
「あ、時間は気にしなくていいぞ。二人とも明日は今日の分振り替えで休みだからな。
なんなら2連休にしておくか?」
兄貴のとぼけ気味のこの台詞が私の心配をあっさり打ち消した。
昼間組み立てていたロボットアーム。
あの工場の新ライン生産が始まるのは3日後で、それまでに稼働チェックやらなんやら……やる事はまだ山積みなはずだった。
「え?大丈夫なの? 今、忙しい時期なんじゃ……?」
「だって、お昼にちゃあんと、伝えたじゃないですか〜?」
眩しいくらいの笑顔で、結はビシッと言い放った。
「“また後で逢いましょうね”って♡」
そおだったあぁーーー!
そおいえば、さりぎわに、そんなこと、おっしゃってました〜!
平然と立って二人を迎えてはいたが、一方、心の中で髪をクシャクシャ掻き乱しながら悶絶している私が居たりする。
「再会と、休日出勤のねぎらいと、そして……」
様々な食材が入っていそうなエコバッグをひょいっとこちらに差出し、
「先輩と晩ごはんしたくて、来ちゃいました☆」
は、ははは……。
曇りも迷いも無い無邪気な笑顔。
相手に迷惑になるかもしれないという考えは、おそらくミジンコの毛程にも無い。
……流石だ……(苦笑)
ま、いつも笑顔っていうとこは彼女の良いところでもあるわけで。
「すぐ食べられるように、でも愛情は忘れないように手早く作っちゃいますね」
正直なところ、その申し出自体は大変ありがたい。
今夜はカンタンにインスタントか何かで済まそうかと考えてたし。
それに、なにしろ彼女には、高校時代に手作りのお弁当で随分お世話になっている。
平たく言えば私の胃袋はすでに彼女に掴まれていると言う訳だ(笑)
……ちょっと“愛情"という単語は気にしたいところではあるが(苦笑)
「それは良いけど……時間、大丈夫?」
さっき脱衣場で見た時間は、すでに夜7時を過ぎていた。
今から料理して、お酒なんか飲んでたら……帰る場所によっては、家に着く頃は随分遅い時間になりかねない。
「大丈夫です。すぐ出来ますから」
「あ、時間は気にしなくていいぞ。二人とも明日は今日の分振り替えで休みだからな。
なんなら2連休にしておくか?」
兄貴のとぼけ気味のこの台詞が私の心配をあっさり打ち消した。
昼間組み立てていたロボットアーム。
あの工場の新ライン生産が始まるのは3日後で、それまでに稼働チェックやらなんやら……やる事はまだ山積みなはずだった。
「え?大丈夫なの? 今、忙しい時期なんじゃ……?」
