
がーるず・らぶ 里美と結の場合(R18)
第11章 イク、ということ
「ねぇ、セぇンパぁイ♡」
唐突に結が、モジモジしながら撫で声で話しかけてくる。
「さっきの続き、して、欲しいな♡」
さっきまで小悪魔的ないたずらっ子から、こんな甘えん坊みたいな態度と、物欲しそうな表情への変化を見て私は思った。
(なんだか、この子、猫みたい……)
甘えたり、攻撃的になったり。
私の思い通りにはならなくて。
それでいて、整った体型に、琥珀のような明るい茶色の澄んだ瞳。
帰国子女だと言われても信じてしまいそうなその容姿の彼女に、こんなふうに言い寄られて。
やらない選択肢がありますかっ?!(笑)
しかも、ついさっき、私の愛撫で甘い声出してたんだよ?
感じている時の結の姿が頭の中でもわもわんと膨らんできて。
あの続き……
結が悦んで、イク姿。
それはモチロン!
見たいに決まってます!
がばっ!と結にへばり付き、結の唇に私の唇を優しく重ねる。
「優しく、してね♡」
赤面し、もじもじする彼女に胸がキュンキュンしてしまう。
オトコ達が、可愛い子につい荒っぽくなってしまう理由を、私はこんな形で知ったのだった。
私、絶対に結の手のひらの上で転がされてるよね〜?
ま、いいけど♡
