
がーるず・らぶ 里美と結の場合(R18)
第11章 イク、ということ
………………とは、いっても。
“気持ち良くさせたい”という気持ちと。
“上手くやらなきゃ”という意思と、
“やり方がよく解って無い”という事実が
頭の中でしっかり化学反応を起こすと。
「……せんぱい?」
「は、はひ」
「動き……かくかくしてますよ?」
「そ、そうれふか?」
「…ろれつ、まわってませんよ?」
「そ、そほんなことわないよらいぢょおびらはら♡」
「その上、台詞、棒読みでカミカミですよ?」
……こうなります(汗)
ギクシャクしながら、結の上に覆い被さった私は、快楽で出た汗よりも冷汗が上回り始めそうな、そんな感じになって来た。
「……ん、もお」
少しむくれてそうつぶやくと
結は両腕を私の頭に絡ませながら、少し自分の身体を引き寄せた。
「大丈夫♡私、先輩になら……
何をされても大丈夫だから……♡」
ばしゅしゅんっ!
き、キュンキュン来たぁ〜!!
顔が一気に熱くなって、それがそのまま体に伝わる。
カチコチだった体から、冷や汗を一気に蒸発させて、しゅわあぁ〜…と湯気が立ち上がったみたいに身体の熱さが戻って来た。
ヤル気、MAXでございます!
抱きしめ返してからの、熱い口吻。
結の舌を味わうように、優しく、絡めて
上顎を舐める。
追いかけてきた結の舌をつんつん突いて、
同じように突いてくる彼女を優しく撫でる。
「……ん♡」
結の息が荒くなってきて、私に抱き付いていた腕がきゅっ!と強く反応した。
そのまま彼女の上唇を舌で撫でて、唇をアゴの先へ、そしてうなじへ滑らせる。
「あ……」
結の汗の匂いが、私の鼻孔の奥に広がってくる。
(結の匂い……甘い香りがする……)
夕飯前に噛んだローズモイストのガムの効果もあるんだろう。実際、バラの花の匂いがしている気もするけど・・・。
それよりも、どちらかと言えば……
結の求愛の匂いのような気がする。
下品な言い方をすれば
“メスのフェロモン”のニオイ。
……で、私はその“メスの誘惑の香り”に惑わされた、"盛りのついたメス"ということになる訳か……
反論の余地は無いデス。はい。(笑)
