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がーるず・らぶ 里美と結の場合(R18)

第3章 再会

「社長ぉ!お待たせしましたぁ〜」

 私の背後から唐突に元気な女の子の声が飛んで来た。
声色からしてかなり若い事を連想させる、そんなエネルギーを感じさせる声だった。

思わず声の方へ振り返るモーション中に、ふとこの声に聞き覚えがある事に気付く。

(……誰だっけ……)

そして、まだ意外と距離のあるところから早足でこちらに来る、兄貴の会社の制服に身を包んだ女性を確認した私の顔からささーっと血の気が引いた。

 相手の名前を思い出すより早く。
身体は、そう反応した。




(い・・・いがらし ゆい・・・)

五十嵐結



 2学年下の、当時大注目されていた学園の美少女。
Nyan×2というファッション誌に読者モデルとして載った事もある、あの頃の地元の女子高校生達のアイドルだった子だ。


 何故、彼女の声に私の身体が頭より先に反応したのかというと……。


彼女には、苦い思い出があるから。

そう。



それはもう、とんでもないくらいにっ!

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