
みせてあげるね。2nd
第1章 旅行
ちゅッ、チュッ
と首筋にキスを落とされるとチクリと痛みが走る。
何度も何度も首筋で小さな痛みを感じ、なんだろうと疑問に思っていると
「ごめん、キスマークいっぱいつけちゃった」
悪びれる様子もなくぺろっと舌を出した。
下を向いて確認すると鎖骨から胸元にかけても無数の赤い華が咲いている。
「わぁ」
感嘆の声をあげる。
「あかりちゃんにはもっともっと気持ちよくなってもらうね」
「岳さんは、いいの?」
素朴な疑問として、私ばかり気持ちよくしてもらっていいのだろうかと思った。岳さんは私の頭を撫でると
「後々わかると思うんだけど、俺のあそこめちゃめちゃでかくて、女の子と繋がるときだいたい痛がられるんだよねぇ。
だからたっぷり気持ちよくさせてからするようにしてたら、女の子をイかせるのが楽しくなってきちゃったんだよね」
チュッと額にキスを落とすと
「だからあかりちゃんもまだまだ気持ちよくなってもらうよ」
