
みせてあげるね。2nd
第2章 幼馴染
足音がピタリと止まると
「あかり」
樹に名前を呼ばれてピクリと体が反応した
「なによッ・・・」
つっけんどんな態度をとってしまう。
「さっき・・・なに、してたの?」
ギシッと音をたてて、ベッドの上に樹が腰をかければ布団をかぶったままの私はなんとこたえたらいいのかわからなくて口を噤む。
考えた挙句「なにもしてない」と小さな声でいうと、樹は「ふーん」と言って続けた。
「なんにもしてないんだ。
じゃあ何だったんだろうなー。あのクチュクチュ鳴ってた音は。
ドアの外まできこえてきてたんだけど」
私が無言でいると
「ハァハァ息があらくて
んんっ、ってえっちな声もきこえてきたし」
どうしよう・・・バレてる・・
「布団はぐったときにおっぱいの先っぽ
ピンッて立ち上がってて
終いには俺の名前、呼んでたよね?」
