テキストサイズ

犯されてイキたい願望妄想

第8章 【媚薬オイルエステで性感マッサージ】








「それでは、本日施術を担当させて頂きます、吉村です」




白いスクラブに白いズボン。
清潔感溢れる短い黒髪に縁無し眼鏡。
歳はめちゃくちゃ若い…と思う。




問診票を記入していく指先も男の人なのに細くて綺麗。
真っ直ぐ見つめられたら恥ずかしくてこっちが逸しちゃうほど整った顔だ。




「最後にされた性行為ではどうでしたか?イケましたか?」




イケメンにこんな質問されるなんて顔から火が出るほどで来た事をすでに後悔し始めている。




俯きながら「いいえ」と答えたら問診票を置いて両手を優しく握られました。
とても柔らかで靭やかな手で温かく触れ心地が良い。




「恥ずかしがらないでください、あなたの全てを知った上で施術したいのです、僕の事、顔も知らないネット住民だと思って曝け出してください」




そんな事言われても……あなたはどう見ても若くてイケメンで白いスクラブがとても似合う好青年だ。




「あ、ほら、僕、こんなアイコンしてますけど本当は女性かも知れない、もしくはハゲたオジサンかも」




自分自身をアイコンに見立てて身振り手振り。
突拍子もない事を真剣な顔つきで言ってのけるから思わず吹き出して笑った。




「あ、やっと笑った、最後はその笑顔で帰って欲しいから…性に関してはかなりデリケートな事なので難しいかも知れませんが一緒に治していきましょう」








数週間前、私は友人に旦那とのセックスが苦痛で仕方ないと打ち明けた事から始まった。




結婚してから月一程度であるセックスは、気持ち良いと感じた事がない。
それ以外は好き、でもセックスとなるとどうしても相性が悪いと感じてしまう。




最近では本当に濡れているかさえわからない。
挿入されると痛い、終わった後は少しだけ血が出てる。
最中は、早く終われ…と念じているのだ。
感じてるフリ、イったフリ、そろそろ限界かもって。




友人は同じ時期くらいに結婚したのに週一でやってるよって言われてゾッとした。
アレを週一で!?身が保たない。
出来ればしないでも良いくらい。




子供欲しくないの?の聞かれたらしなきゃなって思い直す。
そんな友人は妊娠六ヶ月でお腹も出てきた。




「じゃあさ、良いエステ紹介してあげる」









ストーリーメニュー

TOPTOPへ