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もう、欲しい。 そんな風に懇願した私は彼の目に淫らに映ったかも知れない。
そして今彼は自分の熱っぽい眼差しを誤魔化すために、私からすぐに目を逸らしたのかも知れない。


でも、私には見せてくれなきゃ嫌だと思った。

したくなくっても傷付けてくれなきゃ嫌だ。


私の背中に回っていた腕に力がこもり、引き下ろされたショーツが片足首に絡んで、怒張した自身を握り入り口に押し当てた彼が入ってきた。


「…ッ！………っ……っ！！」


ひきつれる鋭い痛みと一緒に、私の膝裏を腕ですくい上げて支える。
指が肌にめり込んで、閉じた膣肉の中に男の滾る性器をぐぐぐと埋められていく。

そんな強引な挿入にも関わらず、苦痛よりも心に溢れる歓びが私を凌駕した。

だって心からの対話も同じようなもの。

私は耳に心地の良い言葉だけを聞きたいわけじゃなくって、こうやって、こんな風に深く繋がりたい。


「…あぅ、んぁ！ …ッ！」


そうは思っても、細い息が途切れ途切れに指の間から漏れ出る。


強くって、重い。

容赦の無い抽挿はまるで沸騰しそうな熱のよう。
押し込まれたそれが抉りながら進んでくる、後退する時にさえ粘膜が剥がれそうだった。