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僕達の日常-血始し編-

第3章 ~幼馴染との再会~

「夕陽君が声優にね」

お母さんは、夕陽君の近況を聞いて嬉しそうにしている。

「明後日の学校帰りに、夕陽君を家に呼んで"あの事件"の事も説明する事にしたよ」

「駄目よ!それだけは…!」

お母さんは、"あの事件"を夕陽君一家に打ち明ける事に反対する。

「夕陽君と、夕陽君のおばさんとおじさんなら大丈夫だよきっと!」

根拠はないけど、夕陽君達になら打ち明けても大丈夫なような安心感が芽生えていた。

「わかったわ…。」

良かった、了承してくれて。

「私も明後日
仕事から帰ったら夕陽君に謝って夕陽君の両親に連絡して、事情説明して謝る事にするわ」

「お母さん」

「ただし、明後日の結果次第では夕陽君とも柴崎家とも今度こそ連絡断絶する事が条件よ」

「わかってるよ
僕も、そのつもりだから」

明後日の結果次第では、夕陽君とも有理君とも今度こそ完全にお別れだ。

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