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僕達の日常-血始し編-

第5章 〜不良集団〜

「あぁ!?」

「勘違いじゃねえよ!」

「俺達は、ソイツのせいで逮捕されて高校を退学になってんだよ!!」

「今日は、そのお礼参りに来たんだ!」

そう言いながら、不良連中が近付いて来る。

よく見てみると、数は13人だ。

「何訳わかんねえ事を言ってんだ?」

「とりあえず、何事もなく終わりそうじゃないって事だけはわかった」

俊樹君達は、自分達の鞄を僕と南君のそばに置き、それぞれ空手とジークンドーの構えを取る。

「ねえ、南君
あの人達の事を知ってる?」

「……。」

僕の質問に、複雑そうな表情を浮かべながら無言のまま少し俯く南君。

「南君?」

南君、どうしたんだろう…?

「郁、南!」

「俺達の鞄を見といてくれ!」

「わかった」

僕の返事を聞いた2人は、不良連中の方を向き直る。

「なんだ、やる気か?」

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