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僕達の日常-血始し編-

第5章 〜不良集団〜

俊樹君と数多君が、2人の不良連中に気を取られてる隙に残りの1人が僕と南君の方へ駆け出す。

「せいあ!」

「がはッ」

「はあ!」

「ぐぇッ」

俊樹君は正拳突きを、数多君はフックキックで2人を倒すが残りの1人が僕と南君の近くまで来る。

「南君、下がって!」

僕は、相手の腕を掴んで四方投げで投げ飛ばす。

「ぐああッ」

四方投げを食らい、その場で気絶する不良の1人。

「郁、やるじゃん!」

「四方投げか」

とりあえず、これで全員倒した。

「しかし、コイツら何だったんだ?」

気絶してる不良達を見ながら、疑問を口にする数多君。

「さあな、とにかく今は警察呼ぶか」

俊樹君は、ズボンのポケットからスマホを取り出した。

「!?」

その時、俊樹君の後方で倒れていた不良連中の1人が起き上がり、胸ポケットから小型ナイフを取り出して俊樹君の方へ向ける。

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