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僕達の日常-血流し編-

第1章 〜再会〜

「もちろん♪」

僕達は、アドレス交換をした。

「でも、何でココに?」

イベントは明明後日で、まだ東京の筈じゃ?

「僕達、今回は旅行も兼ねて今週の月曜日から、天王寺のホテルに泊まってるんだよ」

「そうなの?」

「今日と明後日の前日はオフで、日本橋に遊びに来たんだよ」

「へぇ~、にしても小学校卒業以来だね」

柴崎家は、夕陽君の小学校卒業した翌日に転勤で東京に引っ越してしまい、離れ離れになった。

でも、中学の時に"あの事件"が起きてからは、地元を離れて今の家に引越しして来た。

もちろん、夕陽君と夕陽君の両親にも言わず…。

夕陽君との文通も辞めた。

1からやり直すために、夕陽君には黙って…。

「そういえば、郁君んちって引越ししたの?」

「う、うん…。」

「中学の途中で手紙の返事が来なくなったし、最終的には宛先違いで返ってきたから…。」

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