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僕達の日常-血流し編-

第2章 〜打ち明ける過去〜

トイレに呼び出され、カイボウいじめに合い、チンコを触られて勃起させられた事も打ち明けた。

「耐えられなくなった僕は、泣きながら両親に全部話した…。」

「そっか…。」

その時の両親は、泣いていた。

その翌日に、両親から学校を休むように言われ、両親は何度も電話で抗議をしたり、学校へ直接抗議にしに行った事も打ち明ける。

「学校側の対応は…?」

僕は、首を横に振る。

「担任も含め教員側は、自分達の保身や学校の名誉の為にまともに対応してくれなかったって、お母さん達が言ってた…。」

「学校側、クズじゃん…。」

夕陽君の言うとおり、学校側は世間体や評価の方が大事なクズだった。

「学校を休み続けて数週間後、悲劇が起きてしまったんだよ…。」

「それが、あのニュースでやってた事件?」

「うん…。」

それについて話さそうとした僕の両目から、涙が次々に零れ始める。

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