テキストサイズ

僕達の日常-血流し編-

第3章 〜ソングボーイズ〜

◇車の中◇

-有里(夕陽)視点-

「今日のイベント、楽しかったな~♪」

「有里の、愛しの郁にも会えたし」

「純粋で良い人そうだし、有里君が夢中になるのもわかる気がするよ」

ホント、郁君も来てくれて関西のファン達とも触れ合えたし、最高のイベントになった。

「今日は、ぐっすり寝れそうだ」

剣君は、そう言って腕を組みながら目を閉じる。

しかし、何か思いついたのかすぐに目を開けた。

「そうだ、有里」

「ん?」

◇小野家2階・郁の部屋◇

-郁視点-

「有里君から貰った、奏太のクリアファイル〜♪」

家に帰ってからも、僕はベッドに寝転びながら奏太のクリアファイルを見ながら、今日のイベントの事を思い返している。

「ん?」

メールの受信音が鳴り、スマホの画面を開く。

「あれ?」

知らないアドレスからのメールが、3件もきてる…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ