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そして、僕と数多君はレジに辿り着く。

「特典のご用意をしますので、少々お待ち下さい」

レジで会計を済ませ、特典のイベント参加券の用意のために、スタッフがレジの奥に入って行く。

「只今をもちまして、ソングボーイズのビジュアルブックの特典に付いてくる、イベント参加券の配布が終了しました！！」

他の店内に居るスタッフにより、イベント参加券の配布の終了を知らされた。

「えぇ～、嘘～！？」

「ココまで並んだのに～！」

「やっぱり、予約しとくんだった～！」

店内に、悲しみや残念がる声が響く。

「おい、ふざけんなよ！！
こっちは、３０分以上並んだんだぞ！！」

「そうよ！
なんで、もっとイベントの参加券の数を用意しなかったのよ！？」

僕と数多君がいるレジの左横のレジで、ガラの悪い金髪のヤンキーカップルがレジスタッフに怒鳴り散らしている。