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この夏、君に溺れた

第6章 夢の終わり

「一つになるよ、芽依。」

私の返事も聞かずに、先生は私の中へと入ってきた。

「ふぁっ!」

久し振りの感触。

「あぁ、気持ちいいよ。芽依……」

一定のリズムを保ちながら、私の体に欲望を打ち付ける先生。

その度に、高い声を出す私。


何百年と、こんな事を繰り返しながら、人類は子孫を繁栄させてきたのかと思うと、特別事ではないのかなとも思ってしまう。


「どうした?芽依。」

「ん……」

不意に先生を見つめてしまう。


「先生は、どのくらいの人と、Hしてきたの?」

「急な質問だな。」

その割りには、先生。

私の頬に、何度もキスを落とした。

「忘れた。」

「え?」


もしかして数えきれない程の人を、抱いてきたの?


「今は芽依しか、考えられないから……」

「先生……」

「芽依以外の女は、忘れた。」

そんな言い訳にもとれるような事、言って……

おかげで、いつもより甘く感じてしまうじゃないか。

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