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「痛みはないだろう？ 龍のしるしは催淫の役目も果たすのだ。 お前の胎は温かい────」


たじろいだわたしの内部の抵抗をこじ開け、逞しい男根が未開の領域を貫こうとしていました。


怯える必要はない。 そんな声が上から降ってきます。

お前の中にいるのは私なのだから、と。

熱の塊が奥底に潜り込み、羽毛のように細かく泡立つ気泡がわたしの体を守りながら、まるで生き物のように内へと進んできたとき─────夫の背後の視界が弾けました。


「！ィッ、んあっ」


一瞬、真っ白になったわたしの脳内にどっと溢れたのは痛みでも恐れでもなく、それまで決壊しそうに抑えられていた強烈な切なさに似た、快楽の閃光です。


「 い、ひ…ッイゃぁあっ───！！」


喉を反らして悲鳴にも似た嬌声をあげ、わたしはがくがくと体を硬直させて達しました。

そうしなから、どこか激しい疼きにも似た感覚をもって、ずっと自分の胎内が欲していたものはこれだったのだと理解しました。


「くっぅ…締め付けられる、な……胎の襞が私に吸い付いていく……」


気持ちよさげに喉を鳴らし、夫が律動を始めました。


「んぁあっ待っ…ッ…」


夫が体を引き、ちゅぼっと胎内から尖端が引き抜かれます。
それは重苦しく弾けて、まるで腰の下すべてが性器となって支配されるようで、未だ余韻が止まないわたしの体には耐え難い感覚でした。


「離さないと……言ったはずだ」


けれど貪欲なわたしの子宮はそれを追うように動き、再びその口は夫を嬉しげに咥え込むのです。


「あｱｯん！ あッう…！」


数度それを繰り返してから、子宮から膣口へと、そして再び膣から胎内に、大きな抽挿に変わりました。