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騎士様は私のボディーガード

第6章 騎士様、二人はお別れです

私たちは落ち込む俊輔さんを残し、急いでアパートへと帰った。
アパートに着くまで、私もシリウスも無言だった。でも手はしっかりと握っていて、お互い離れていたくない感じだった。



アパートの玄関のドアを開けて入ると、私は後ろからシリウスに抱きしめられた。



「シリウスっ……」

「今すぐお前を抱きたい。いいか?」

「……っ」



そう耳元で囁かれると、強引に唇を奪われた。



「んんっ」



シリウスの舌が入ってくる。
私の舌を絡ませ、激しいキスをする。



「……んっ……」



キスをしながら壁際に追い詰めると、シリウスは私の服を脱がし始めた。



「ま、待って……ベッドでっ……」



こんなところでするの?と思って慌てて言うと、シリウスはニヤリと笑って、



「そうだな、もう邪魔者はいないしな」



と言って、私をお姫様抱っこした。



「ちょっと、邪魔者って……」



リビングに入ると、やっぱり誰もいなかった。



『ミオ、お帰り~』


と、キッチンから声をかけてくれるウラユの姿もない。



「ウラユ……」



また悲しさが込み上がってきた。





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