テキストサイズ

騎士様は私のボディーガード

第7章 騎士様、性欲ありすぎです!

その時、玄関のブザーが鳴った。
誰だろうと出てみると、俊輔さんだった。



「あの、苦情言っていいですか?」

「えっ」

「朝っぱらからイチャイチャしないでください」

「!!」

「声、丸聞こえですよ」



まさか俊輔さんに苦情言われるなんて……隣どころか下にまで響いてたってこと!?


いやあああああっ
恥ずかしすぎるっっ!!



「ご、ごめんなさいっ……」



もう穴があったら入りたいよぉぉ……



「あれから俺、考えたんですけど……」



俊輔さんが俯きながら話し始める。



「昨日家に帰って『ミラクル☆きゃっと』のアニメを観て気づいたんです、やっぱり俺は2次元のいずみちゃんが好きだって」

「……へ?」

「いずみちゃんなら毎日会えるし、いつでもそばにいてくれるし、なにより俺を慰めてくれるし(エロゲー)」

「……」

「だからウラユのことは諦めます!」

「……」

「ってことで、俺はもう大丈夫ですから、ご心配なく! 美桜さんはシリウスさんとお幸せに!」



そう言うと俊輔さんはスッキリした顔で帰って行った。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ