
騎士様は私のボディーガード
第10章 騎士様、助けてください!
「なんだよ、お前らできてたの?」
「ちぇ、また伊藤かよ。たまには俺らにも回してくれよなー」
他の若い職人さんたちがなんだか好き勝手なこと言っているような気がするけど、どうしよう……。
「ごめんね、美桜ちゃん。なんか俺のせいで誤解されちゃったね。皆にはあとで言っておくから、気にしないで」
「あ、はいっ……」
良かった。
確かにお酒の席では何言ってもややこしくなるだけだし、伊藤さんに任せよう。
「よっしゃ! 次はカラオケで二次会だ!」
なにやら若い職人さんたちが盛り上がっている。
「美桜ちゃんも二次会行く?」
「あ、私は帰……」
「楠さ~ん、これ二次会のお金ね」
広瀬さんが私の手に無理やりお金を押し付けてくる。
「それ、社長のお金なの。二次会のお会計は楠さんに任せたわよ」
「えっ……広瀬さんは行かないんですか?」
「私は社長と呑んでくるから。あなたはあいつらの相手してやって」
「そんなっ……」
二次会に行くメンバーは伊藤さん含め、若い職人さんたち4人と私だけだ。
「何かあったら伊藤を頼りなさいよ。そのためのナイトなんでしょ?」
広瀬さんが伊藤さんに向かってクスッと笑った。
「ちぇ、また伊藤かよ。たまには俺らにも回してくれよなー」
他の若い職人さんたちがなんだか好き勝手なこと言っているような気がするけど、どうしよう……。
「ごめんね、美桜ちゃん。なんか俺のせいで誤解されちゃったね。皆にはあとで言っておくから、気にしないで」
「あ、はいっ……」
良かった。
確かにお酒の席では何言ってもややこしくなるだけだし、伊藤さんに任せよう。
「よっしゃ! 次はカラオケで二次会だ!」
なにやら若い職人さんたちが盛り上がっている。
「美桜ちゃんも二次会行く?」
「あ、私は帰……」
「楠さ~ん、これ二次会のお金ね」
広瀬さんが私の手に無理やりお金を押し付けてくる。
「それ、社長のお金なの。二次会のお会計は楠さんに任せたわよ」
「えっ……広瀬さんは行かないんですか?」
「私は社長と呑んでくるから。あなたはあいつらの相手してやって」
「そんなっ……」
二次会に行くメンバーは伊藤さん含め、若い職人さんたち4人と私だけだ。
「何かあったら伊藤を頼りなさいよ。そのためのナイトなんでしょ?」
広瀬さんが伊藤さんに向かってクスッと笑った。
