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騎士様は私のボディーガード

第10章 騎士様、助けてください!

「じゃあ、ちょっと失礼しますよ~」

「えっ……」



山田さんの声が後ろから聞こえたかと思うと、目元に布を巻かれた。
後ろできつく結ばれて、何も見えなくなる。



「やめてください、なんで目隠しなんかっ……」

「はいっ、これは何でしょうゲーム~!」

「えっ……」

「触って確かめて、それが何なのか当ててね! 外れたら罰ゲームだよ~!」

「……っ……」



なんで今こんな事になってるのか、理解できない。
頭が回らない。


ソファーから立ち上がろうとしても、誰かが私の身体を押さえてるから動けない。



「やべぇ、めっちゃ興奮してきた」



左から佐藤さんの声が聞こえる。
右からは何かカチャカチャという音が聞こえてきた。



なに?
なんなの?

今から何をやろうとしてるの?




その時、私の右手に何か固いものが当たった。



なに、これ……



「どう? オレの、ビッグマグナム」








「やだっ!!」



私は慌てて手を引っ込めた。




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