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騎士様は私のボディーガード

第10章 騎士様、助けてください!

「おい、お前の珍棒、小さくてやだってよ」

「は? そんなこと言ってねーだろ」

「楠ちゃん、ビッグマグナムが何かわかったんだ? やらし~ね~」



「……っ……」



私は3人の会話を聞いて、これは完全にセクハラなんだと確信した。



「私、もう帰りますっ……」



急いで顔の布の結び目をほどこうとするも、思うように力が入らない。



「待って、こんなのただのゲームじゃん。しらけるようなこと言わないでよ~」

「そうそう、オレたちは楠ちゃんと仲良くなりたいだけ~」

「お酒飲んで楽しもうよ~」



誰かが私の口の中に無理やりお酒を飲ませてきた。



「……んっ……やっ……」



抵抗すると、お酒は私の顎を伝って胸元に流れていく。



「あ~あ、こぼれちゃったじゃん」

「楠ちゃん、服がビショビショだよ? 俺が拭いてあげるね」



その時ヌルッとしたものが私の首筋を這った。



「……っ!」



更に胸元のボタンを外される。



「やだっ……やめてくださいっ……!」



抵抗しようにも、誰かが私の上半身を押さえていて動けない。



やだ、誰かっ……


シリウス、助けて───っ!!






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