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騎士様は私のボディーガード

第10章 騎士様、助けてください!

「さっ、次は美桜ちゃんが肉便器になる番だよ」



伊藤さんは私のズボンを一気にずり下ろす。



「やっ……!」

「大丈夫、最初は優しくするから。美桜ちゃんのマンコ、たくさん舐めてあげるね」

「いやあっ……!」



その時だった。
奥の部屋から「ゴトンッ!」と大きな音がした。



「なんだよ、今の音……」

「……っ……」



何かが倒れる音。
もしかして『シリウス剣』が──?



「まあ、いいや。続き……」



更に何かが「シャアアアッ!」と床を滑ってくる音が響いた。



「うわあっ!!」



横を見ると、すぐそばにシリウスの剣があった。



「なんだよ、これっ……なんで剣がこんな所に!?」



まさか、シリウス……なの?



「ちょっと、待てよ! 誰かいるのか!?」



するとシリウスの剣が自ら起き上がり、宙に浮いたかと思うと、勝手に鞘から抜け落ちた。


それはまるで透明の何者かが剣を腰に構え、鞘から引き抜いたかのようだった。



「シリウスっ……」



私には見える。
シリウスの姿がっ……


シリウスが私を守ってくれる姿がっ……!



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