騎士様は私のボディーガード
第11章 騎士様、ボディーガードです!
次の日会社に行くと、驚いた顔で広瀬さんに見られた。
「へぇ~、あんたって意外と図太いのね」
「……どういう意味ですか」
広瀬さんは昨日のこと知っているんだろうか?
二次会であったことと、私が伊藤さんに襲われたこと……。
「あんなことされたのに会社に来るなんて……あんた、もしかしてドM?」
「……っ……」
やっぱり広瀬さん、全部知ってる!?
「まあ、私の嫌がらせにも毎日耐えてるし、少しは根性あるとは思ってたけどね」
「どうして……」
「え?」
「どうしてそんなことするんですかっ……。前の新人にもそうやって嫌がらせして孤立させて追い込んだんですよねっ……! なんでそんなひどいことするのか、説明してください!」
勇気を振り絞ってそう言うと、広瀬さんはフッと笑った。
「辞めてほしいからよ」
「え?」
「ここの事務員は私一人で十分だから」
「!」
たったそれだけで?
それだけの理由で、あんなことを……。
「こんな会社、さっさと辞めた方が身のためよ」
そう言うと広瀬さんは、その場から去っていった。
「へぇ~、あんたって意外と図太いのね」
「……どういう意味ですか」
広瀬さんは昨日のこと知っているんだろうか?
二次会であったことと、私が伊藤さんに襲われたこと……。
「あんなことされたのに会社に来るなんて……あんた、もしかしてドM?」
「……っ……」
やっぱり広瀬さん、全部知ってる!?
「まあ、私の嫌がらせにも毎日耐えてるし、少しは根性あるとは思ってたけどね」
「どうして……」
「え?」
「どうしてそんなことするんですかっ……。前の新人にもそうやって嫌がらせして孤立させて追い込んだんですよねっ……! なんでそんなひどいことするのか、説明してください!」
勇気を振り絞ってそう言うと、広瀬さんはフッと笑った。
「辞めてほしいからよ」
「え?」
「ここの事務員は私一人で十分だから」
「!」
たったそれだけで?
それだけの理由で、あんなことを……。
「こんな会社、さっさと辞めた方が身のためよ」
そう言うと広瀬さんは、その場から去っていった。