騎士様は私のボディーガード
第11章 騎士様、ボディーガードです!
民間警備会社の相談室で、私は今まであったことを全部話した。
忘年会の二次会でセクハラを受けたこと、伊藤さんに家まで送ってもらって襲われたこと、前の新人さんのこと、社長に言われたこと、そしてさっき伊藤さんに待ち伏せされたことを……。
「あの……私これからどうすればっ……」
「落ち着いてください、美桜さん。順番に解決していきましょう。大丈夫です、我々がついていますから!」
私の斜め前に座っている、がたいのいい体格の男性がにっこり笑って励ましてくれる。
彼の名前は白石さん。
声がでかい、うるさいってよくシリウスが言ってた。
「どうぞ」
そして今横から私に温かいお茶を出してくれたのは、細身でちょっと無愛想な村上さん。
「こら祐司、顔、スマイル!」
白石さんが村上さんに注意すると、村上さんは「ああ……」と言って無理やり笑顔を作ってくれた。
でもひきつってるのがわかってしまう。
「あの……お茶ありがとうございます」
私が礼を言うと、村上さんはニコッと笑ってくれた。これは自然な笑顔だ。
「まずは伊藤の行動は完全にストーカー行為ですので、二人きりで話し合うのはやめましょう」
そして目の前に座っている朝比奈さんからそう言われ、私は頷いた。
忘年会の二次会でセクハラを受けたこと、伊藤さんに家まで送ってもらって襲われたこと、前の新人さんのこと、社長に言われたこと、そしてさっき伊藤さんに待ち伏せされたことを……。
「あの……私これからどうすればっ……」
「落ち着いてください、美桜さん。順番に解決していきましょう。大丈夫です、我々がついていますから!」
私の斜め前に座っている、がたいのいい体格の男性がにっこり笑って励ましてくれる。
彼の名前は白石さん。
声がでかい、うるさいってよくシリウスが言ってた。
「どうぞ」
そして今横から私に温かいお茶を出してくれたのは、細身でちょっと無愛想な村上さん。
「こら祐司、顔、スマイル!」
白石さんが村上さんに注意すると、村上さんは「ああ……」と言って無理やり笑顔を作ってくれた。
でもひきつってるのがわかってしまう。
「あの……お茶ありがとうございます」
私が礼を言うと、村上さんはニコッと笑ってくれた。これは自然な笑顔だ。
「まずは伊藤の行動は完全にストーカー行為ですので、二人きりで話し合うのはやめましょう」
そして目の前に座っている朝比奈さんからそう言われ、私は頷いた。