騎士様は私のボディーガード
第11章 騎士様、ボディーガードです!
白石さんが私に笑いかけようとした時、
「広瀬ですぅ。わからないことがあったらぁ、私に聞いてくださいね~ん」
広瀬さんが猫なで声で白石さんに近づいた。
この人……
さっきタイプじゃないって言ってなかった!?
白石さんはニコッと笑うと「はい、よろしくお願いしまっす!」と答えた。
広瀬さんはニヤリと笑う。
私は逆に白石さんのことが心配になった。
職人さんたちが現場に行くと、事務所内に静寂が訪れた。
私はチラッと窓の外を見る。
すると遠くの方に、村上さんが歩いているのを見つけた。
その時、事務所内に顔も見たくない伊藤さんが入ってきた。
「……っ」
私は一気に緊張して、身体が固まってしまう。
「どうしたのよ、伊藤。遅刻するなんて珍しいじゃない」
「ああ~昨日さ、誰かさんにひどい目に合わされてさぁ~……」
「誰かさんって……」
広瀬さんが私の方をチラッと見る。
私は慌てて目を逸らして、パソコン画面に集中した。そしてそっと左手をスカートのポケットに入れて、ボイスレコーダーをオンにした。
「広瀬ですぅ。わからないことがあったらぁ、私に聞いてくださいね~ん」
広瀬さんが猫なで声で白石さんに近づいた。
この人……
さっきタイプじゃないって言ってなかった!?
白石さんはニコッと笑うと「はい、よろしくお願いしまっす!」と答えた。
広瀬さんはニヤリと笑う。
私は逆に白石さんのことが心配になった。
職人さんたちが現場に行くと、事務所内に静寂が訪れた。
私はチラッと窓の外を見る。
すると遠くの方に、村上さんが歩いているのを見つけた。
その時、事務所内に顔も見たくない伊藤さんが入ってきた。
「……っ」
私は一気に緊張して、身体が固まってしまう。
「どうしたのよ、伊藤。遅刻するなんて珍しいじゃない」
「ああ~昨日さ、誰かさんにひどい目に合わされてさぁ~……」
「誰かさんって……」
広瀬さんが私の方をチラッと見る。
私は慌てて目を逸らして、パソコン画面に集中した。そしてそっと左手をスカートのポケットに入れて、ボイスレコーダーをオンにした。