騎士様は私のボディーガード
第11章 騎士様、ボディーガードです!
白石さんは昼休憩も午後もさりげなく動いて、私と伊藤さんが近づかないようにしてくれた。
しかも初日にも関わらず、年配の職人さんたちとうまくやっていて、遠くから見ても気に入られてる感じだった。
さすがプロ……
ううん、あれは白石さんの素の姿なのかな?
なんだかいつもと違う会社の雰囲気にホッとした。
定時になると、広瀬さんは私に仕事を押し付けることもなく、事務所から出ていこうとした。
「お疲れ様で~す。あれ、もう帰るんすか?」
そこへ白石さんが来て、広瀬さんを呼び止めた。
「……私、今からデートなの」
「えっ、広瀬さん、彼氏いたんですか!? なんだあ、ご飯誘おうと思ったのに」
「え?」
「いやあ、俺のツレに美人事務員がいるって話したら、合コンセッティングしてくれって頼まれちゃったんすよ」
「合コンですって?」
「はい、どうです? 俺のツレ、イケメンですよ?」
そう言うと白石さんはスマホの画面を広瀬さんに見せてニヤリと笑った。
その画面にはなんと、村上さんが写っていた。
「行くわ!!」
広瀬さんは即答した。
しかも初日にも関わらず、年配の職人さんたちとうまくやっていて、遠くから見ても気に入られてる感じだった。
さすがプロ……
ううん、あれは白石さんの素の姿なのかな?
なんだかいつもと違う会社の雰囲気にホッとした。
定時になると、広瀬さんは私に仕事を押し付けることもなく、事務所から出ていこうとした。
「お疲れ様で~す。あれ、もう帰るんすか?」
そこへ白石さんが来て、広瀬さんを呼び止めた。
「……私、今からデートなの」
「えっ、広瀬さん、彼氏いたんですか!? なんだあ、ご飯誘おうと思ったのに」
「え?」
「いやあ、俺のツレに美人事務員がいるって話したら、合コンセッティングしてくれって頼まれちゃったんすよ」
「合コンですって?」
「はい、どうです? 俺のツレ、イケメンですよ?」
そう言うと白石さんはスマホの画面を広瀬さんに見せてニヤリと笑った。
その画面にはなんと、村上さんが写っていた。
「行くわ!!」
広瀬さんは即答した。