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騎士様は私のボディーガード

第11章 騎士様、ボディーガードです!

「え……何? なんなの? あんた、どこまで知ってるの?」



広瀬さんは明らかに動揺している。



「今日職人さんたちに聞いたんですよね~、この会社にいれば事務員とヤれるぞって」

「!」

「むしろ社長が率先して、今までの事務員たちを性の捌け口にしてきたそうじゃないですか。あなたも被害者なんですよね? 広瀬さん」

「!!」



広瀬さんの顔がみるみるうちに青ざめる。
私もその事実を聞いてショックを隠しきれない。



「アハッ……全部知ってるってわけね……」



広瀬さんは気持ちを落ち着かせるためか、ビールを一気飲みした。



「そうよ、社長は今までの事務員たちを性の捌け口にして楽しんでたわ。あの人、自分の言うことを聞きそうな子を面接で選んでたのよ」



そんなっ……
そんな理由のために入社させるなんてひどい!



「私が入った時も忘年会の時に回されたの。ショックだったけど、給料が上乗せされたから嫌じゃなかった。でも私以外の子は精神的におかしくなってみんな辞めてったわ」

「……っ……」

「特に伊藤がね、しつこいの。変態プレイを強要してきたりして、みんな嫌がってた」



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