騎士様は私のボディーガード
第11章 騎士様、ボディーガードです!
お湯を沸かしていたポットがカチッと音を立てる。私はマグカップを取ろうと、食器棚に手を伸ばした。
「あ……」
「どうしました?」
「いえ……。実はシリウスが異世界に帰る前に、お揃いのマグカップを買ったんです。その時はシリウスが帰るって知らなかったから一緒に使えると思って買ったんですけど、結局、一度も使えなかったなぁって……」
あの時の気持ちを思い出すと泣きそうになる。
あの後いっぱい愛しあって、「必ず戻ってくる」という言葉を信じて待ってるけど……。
「美桜さん……」
「すみません、なんか思い出したら泣けてきちゃって……」
「美桜さん、シリウスに会いたいですか?」
「え?」
「もしかしたらシリウスに会えるかもしれませんよ」
「…………えっ、ええっ!?」
私はサラッと言う朝比奈さんにびっくりして反応が遅くなってしまった。
「シリウスに会えるって、どうやって!?」
思わず声が大きくなってしまう。
「美桜さん、落ち着いて」
「あっ……すみませんっ……」
私は2つのコップにコーヒーを注いでテーブルに置いた。
「あ……」
「どうしました?」
「いえ……。実はシリウスが異世界に帰る前に、お揃いのマグカップを買ったんです。その時はシリウスが帰るって知らなかったから一緒に使えると思って買ったんですけど、結局、一度も使えなかったなぁって……」
あの時の気持ちを思い出すと泣きそうになる。
あの後いっぱい愛しあって、「必ず戻ってくる」という言葉を信じて待ってるけど……。
「美桜さん……」
「すみません、なんか思い出したら泣けてきちゃって……」
「美桜さん、シリウスに会いたいですか?」
「え?」
「もしかしたらシリウスに会えるかもしれませんよ」
「…………えっ、ええっ!?」
私はサラッと言う朝比奈さんにびっくりして反応が遅くなってしまった。
「シリウスに会えるって、どうやって!?」
思わず声が大きくなってしまう。
「美桜さん、落ち着いて」
「あっ……すみませんっ……」
私は2つのコップにコーヒーを注いでテーブルに置いた。