騎士様は私のボディーガード
第12章 騎士様、再会ですか?
なんだかすごく残念だな……。
せっかくこうして広瀬さんと和解できたのに、会社を辞めなければいけないなんて……。
なんとか社長にセクハラをやめるように説得できないだろうかって思う。
「おはようございまーす!」
朝から元気よく白石さんが事務所に入ってくる。その後ぞろぞろと職人さんたちが出勤してきた。
伊藤さんはまた遅刻らしい。
「最近伊藤の奴、たるんでるよな」
「平気で遅刻したり、すぐ帰っちまうもんな」
「あれじゃね? たまってんじゃねーの?」
「ああ、あいつ性欲すごいからなぁ」
私たちがいるのに鈴木さん、佐藤さん、山田さんが下品なことを言ってガハハと笑っている。
「ねえ、美桜ちゃん。ちゃんと相手してやってんの?」
「えっ……」
「美桜ちゃん、伊藤の彼女なんだからちゃんと癒してあげないと」
「ち、違いますっ! 私、彼女なんかじゃ……」
「彼女じゃないわよ、楠さんは。伊藤が勝手にこの子を追いかけてるだけよ。ストーカーよ、ストーカー。それにあんたたち、私たちがいる前で下品なこと言わないで」
「!」
びっくりした。
まさか広瀬さんが私を庇ってくれるなんて……。しかもはっきりとストーカーって言ってくれた。
せっかくこうして広瀬さんと和解できたのに、会社を辞めなければいけないなんて……。
なんとか社長にセクハラをやめるように説得できないだろうかって思う。
「おはようございまーす!」
朝から元気よく白石さんが事務所に入ってくる。その後ぞろぞろと職人さんたちが出勤してきた。
伊藤さんはまた遅刻らしい。
「最近伊藤の奴、たるんでるよな」
「平気で遅刻したり、すぐ帰っちまうもんな」
「あれじゃね? たまってんじゃねーの?」
「ああ、あいつ性欲すごいからなぁ」
私たちがいるのに鈴木さん、佐藤さん、山田さんが下品なことを言ってガハハと笑っている。
「ねえ、美桜ちゃん。ちゃんと相手してやってんの?」
「えっ……」
「美桜ちゃん、伊藤の彼女なんだからちゃんと癒してあげないと」
「ち、違いますっ! 私、彼女なんかじゃ……」
「彼女じゃないわよ、楠さんは。伊藤が勝手にこの子を追いかけてるだけよ。ストーカーよ、ストーカー。それにあんたたち、私たちがいる前で下品なこと言わないで」
「!」
びっくりした。
まさか広瀬さんが私を庇ってくれるなんて……。しかもはっきりとストーカーって言ってくれた。