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騎士様は私のボディーガード

第2章 騎士様、居候します!?

「だいたい、あなたのこと何も知らないし」

「ああ、そういえば名乗ってなかったな。俺はエルドラード王国の騎士、シリウスだ」



エルドラード王国の騎士!?



「お前の名は?」

「私は楠 美桜(くすのき みお)、美桜でいいよ」

「ミオ、俺の女になれ」

「はっ?」



シリウスは私の顎をクイッと上げると、またキスしようとしてきた。



「ストップ! スト~ップ!」

「なんだ?」

「もう、そういうの勝手にしないでよ! 私はあなたを好きになんて……ならないんだから!」

「そうなのか?」

「あなたの国ではそういうのがモテたかもしれないけど、私は……優しくて私を守ってくれるような人がいいんだからっ!」

「それなら俺の専売特許だ。ミオは俺が守ってやる」

「……っ……」



やばい、不覚にもドキッとしてしまった。




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