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騎士様は私のボディーガード

第12章 騎士様、再会ですか?

「いいぞ、親父! そのままやっちまえ!」

「鮫島組に喧嘩売ったらどうなるか思い知らせてやらあ!」



周りではシリウスにやられた男たちがやいやい囃し立てている。



「シリウスっ……」



まさか鮫島がこんなに強いなんて……
シリウスが押されてるように見えるのは私が「人を斬っちゃだめ」って言ったから?



私は唇を噛みしめながらシリウスを見守っていると、フッと目の前が暗くなった。



「え……?」

「へへへ、姉ちゃん。さっきの続きをしようじゃねぇか」

「!」



気づくと私は数人の男に囲まれていた。
シリウスがかけてくれたマントを剥ぎ取られ、再び恥ずかしい格好を晒される。



「いやあっ!!」

「へへ、こうなったらあいつの前であんたを犯ってやるよ」



男はそう言うと、私の服に手を伸ばそうした。その時──。



「───ミオに触るんじゃねえっ!!」



シリウスの怒号と共に、青白い稲妻が男たちの身体を包んだ。



「うわああああっ!!」



男たちの身体はバチバチと感電し、次々とその場に倒れていく。



「……っ……」



今のは、なに?
一体なにが起きたの……?



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