騎士様は私のボディーガード
第12章 騎士様、再会ですか?
まさか、魔法──?
シリウスの方に目を向けると、
キイィィィイン────!
ちょうどシリウスの剣が鮫島の日本刀を真っ二つに叩き折っているのが見えた。
「!」
「もう、遊びは終わりだ」
シリウスはもう一度剣を振り上げる。
その瞳に光はなかった。
「シリウス、まっ……」
「シリウス、待て! 斬るな!」
私よりも早く朝比奈さんの鋭い声が部屋中に響いた。そして鮫島を庇うように前に出る。
「ケイゴ……!?」
朝比奈さんの姿に気づいたシリウスは動きを止める。
「ケイゴ……なぜそいつを庇う!?」
「落ちつけ、シリウス。もう勝負はついた」
「いや、ついてねぇっ……。そいつはミオをっ……」
「シリウスっ……!!」
私は目に涙を浮かべながら叫んだ。
「もう、いいからっ……もう……」
「……ミオっ……」
シリウスが剣を振り落として、私の元に駆け付けてくれる。
「ミオ、大丈夫か!?」
「シリウスっ……」
シリウスは私の両手両足を固定している鎖を外してくれた。
「シリウス……会いたかったっ……」
「ああっ……俺もだ、ミオ」
シリウスの方に目を向けると、
キイィィィイン────!
ちょうどシリウスの剣が鮫島の日本刀を真っ二つに叩き折っているのが見えた。
「!」
「もう、遊びは終わりだ」
シリウスはもう一度剣を振り上げる。
その瞳に光はなかった。
「シリウス、まっ……」
「シリウス、待て! 斬るな!」
私よりも早く朝比奈さんの鋭い声が部屋中に響いた。そして鮫島を庇うように前に出る。
「ケイゴ……!?」
朝比奈さんの姿に気づいたシリウスは動きを止める。
「ケイゴ……なぜそいつを庇う!?」
「落ちつけ、シリウス。もう勝負はついた」
「いや、ついてねぇっ……。そいつはミオをっ……」
「シリウスっ……!!」
私は目に涙を浮かべながら叫んだ。
「もう、いいからっ……もう……」
「……ミオっ……」
シリウスが剣を振り落として、私の元に駆け付けてくれる。
「ミオ、大丈夫か!?」
「シリウスっ……」
シリウスは私の両手両足を固定している鎖を外してくれた。
「シリウス……会いたかったっ……」
「ああっ……俺もだ、ミオ」