騎士様は私のボディーガード
第12章 騎士様、再会ですか?
「ミオ、立てるか?」
「うん……」
私はシリウスのマントを腰に巻いてスカート代わりにした。
「くそっ、こいつら……ミオのスカートを切りやがって絶対許さねえっ……」
再び剣を握るシリウスにハラハラしながら、私は朝比奈さんの方に歩いていった。
鮫島は折られた日本刀のそばで気を失っていた。
「美桜さん、大丈夫ですか?」
「はい……朝比奈さん、助けに来てくれたんですね」
「すみません、何がなんでもあなたたちから離れるべきじゃなかった……」
私は首を左右に振った。
「あの、広瀬さんは……」
私がそう言うと、ちょうど村上さんが広瀬さんを連れてこっちに歩いてくるのが見えた。
「広瀬さんっ……」
広瀬さんはちゃんと服を着て、肩に村上さんのスーツの上着をかけてもらっていた。
「大丈夫、私も無事よ」
広瀬さんはそう言ったけど、あんな場面を見てしまった私としてはホッとは出来なかった。
「バカね、なんて顔してるのよ。私は慣れてるから大丈夫って言ったでしょ。ていうか、この人たち全員……あんたの彼氏がやったの?」
広瀬さんは倒れている男たちを見て唖然とした。朝比奈さんが脈を測ると、まだ息はあるようだった。
「うん……」
私はシリウスのマントを腰に巻いてスカート代わりにした。
「くそっ、こいつら……ミオのスカートを切りやがって絶対許さねえっ……」
再び剣を握るシリウスにハラハラしながら、私は朝比奈さんの方に歩いていった。
鮫島は折られた日本刀のそばで気を失っていた。
「美桜さん、大丈夫ですか?」
「はい……朝比奈さん、助けに来てくれたんですね」
「すみません、何がなんでもあなたたちから離れるべきじゃなかった……」
私は首を左右に振った。
「あの、広瀬さんは……」
私がそう言うと、ちょうど村上さんが広瀬さんを連れてこっちに歩いてくるのが見えた。
「広瀬さんっ……」
広瀬さんはちゃんと服を着て、肩に村上さんのスーツの上着をかけてもらっていた。
「大丈夫、私も無事よ」
広瀬さんはそう言ったけど、あんな場面を見てしまった私としてはホッとは出来なかった。
「バカね、なんて顔してるのよ。私は慣れてるから大丈夫って言ったでしょ。ていうか、この人たち全員……あんたの彼氏がやったの?」
広瀬さんは倒れている男たちを見て唖然とした。朝比奈さんが脈を測ると、まだ息はあるようだった。