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騎士様は私のボディーガード

第2章 騎士様、居候します!?

「ま……待って! それって……一緒に住むってことだよね?」

「ああ、そうだな」



無理……無理無理むりっ!!


男の人と……いや、こんなすぐに手を出してくる人と一緒に住むなんて、絶対無理だよ!!


ベッドひとつしかないし、お風呂とかトイレとか……常に無防備な状態を見られるってわけでしょ!?


無理だよぉ────!!



でも……
話を聞く限り、やっぱり別の世界から来たっぽい。
だから彼を放り出すわけにもいかないんだよね……



それにもし彼がいない時に穴が現れたら、さっきみたいにまた巻きこまれるかもしれないし……



ああ、もうっ……



「ミオ、ここから外へは出られるんだよな?」

「う、うん」



私は玄関までシリウスを案内した。



「そういえばどうしてさっき、この扉を開けられなかったの?」



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