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騎士様は私のボディーガード

第2章 騎士様、居候します!?

「ここは……」



二階から住宅街の景色を眺める。
しかしすでに暗いため、街灯の明かりと家の明かりくらいしか見えない。



「やはりエルドラードじゃないのか……」



なんとなくシリウスの声が落胆しているかのように聞こえた。


もし逆の立場だったら、私も絶望すると思う。
しかもよくわからない世界に一人放り出されたら、生きていける気がしない。



「はあ……」



嫌だけど……
こうなったら元の世界に戻れる方法を一緒に探して、早く帰ってもらうしかない。



ガチャ


その時、隣の部屋のドアが開いた。



「あっ……」



隣の部屋から出てきたのは、いかにもガラの悪そうな中年の男だった。



「やっと姿を現したな、お隣さんよぉ」



ガラの悪そうな男はニヤニヤしながら私に近づいてくる。



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