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騎士様は私のボディーガード

第2章 騎士様、居候します!?

「あっ、あの……先程はご迷惑かけてすみませんでしたっ……!」



私は慌てて謝る。
まさか隣に住んでいたのが、こんな怖そうな人だったなんて……。



「あのさぁ、こっちは出張から帰ってきてクタクタなんだわ。久しぶりに家に帰れたと思ったら、ドッタンバッタン……最低限ルールを守ってくれないと困るんだよなぁ」



たぶん隣人は私に直接文句を言いたくて仕方なかったんだと思う。



「あ~あ、明日も仕事なのに、これじゃあ寝られねぇよ、どうしてくれんだよ」

「す、すみませんっ……」

「でも……あんたが膝枕してくれるってんなら、寝られるかもしれねぇなぁ」



そう言うと隣人は、いやらしい目付きで私の身体をジロジロ見てきた。



「おい、貴様」



私と隣人の間に、シリウスが立ちはだかる。



「シリウスっ?」

「それ以上、ミオに近づくな」



シリウスの頼もしい背中が見える。
一瞬ドキッとしたけど………やばい!!



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