騎士様は私のボディーガード
第14章 騎士様、私の両親を紹介します
「……で、誰がお父さんだって?」
シャワーを浴びてから新しい服に着替えて戻ってくると、背後からシリウスに抱きしめられた。
「やっぱりさっきの聞こえてたんだ」
「ミオのお父さんは俺に似てるのか?」
「ううん、全然。うちのお父さんね、働けない代わりに家のことしてたの。朝御飯は必ず食べなさいって、毎朝早くからキッチンに立って料理してくれて……お父さんが作ってくれた味噌汁、美味しかったなぁ」
ふとテーブルを見ると、味噌汁とご飯が置かれていた。
だから匂いで、お父さんだと間違えたんだ。
「シリウス、味噌汁作れたの?」
「日本人は味噌汁なんだろ? ケイゴに教えてもらった」
シリウスはクスッと微笑むと、
「俺もいつか、ミオのお父さんの作る味噌汁食べてみたいな」
なんて言うからドキッとした。
「えっと……いつか、紹介するね」
でも離婚してからはお父さんがどこで何してるかわからないんだよね……。
「ああ、早いうちに紹介してくれ。ミオと真剣にお付き合いさせていただいてますって、挨拶するから」
「……っ」
「なんだよ、その反応。挨拶は早い方がいいだろ?」
まさかシリウスからそんなこと言われるとは思わなかった。
真剣にってことは、つまり……。
シャワーを浴びてから新しい服に着替えて戻ってくると、背後からシリウスに抱きしめられた。
「やっぱりさっきの聞こえてたんだ」
「ミオのお父さんは俺に似てるのか?」
「ううん、全然。うちのお父さんね、働けない代わりに家のことしてたの。朝御飯は必ず食べなさいって、毎朝早くからキッチンに立って料理してくれて……お父さんが作ってくれた味噌汁、美味しかったなぁ」
ふとテーブルを見ると、味噌汁とご飯が置かれていた。
だから匂いで、お父さんだと間違えたんだ。
「シリウス、味噌汁作れたの?」
「日本人は味噌汁なんだろ? ケイゴに教えてもらった」
シリウスはクスッと微笑むと、
「俺もいつか、ミオのお父さんの作る味噌汁食べてみたいな」
なんて言うからドキッとした。
「えっと……いつか、紹介するね」
でも離婚してからはお父さんがどこで何してるかわからないんだよね……。
「ああ、早いうちに紹介してくれ。ミオと真剣にお付き合いさせていただいてますって、挨拶するから」
「……っ」
「なんだよ、その反応。挨拶は早い方がいいだろ?」
まさかシリウスからそんなこと言われるとは思わなかった。
真剣にってことは、つまり……。