騎士様は私のボディーガード
第14章 騎士様、私の両親を紹介します
「なんだよ、こいつ……やべえ奴じゃん」
「貴様に言われたくない」
シリウスと金髪男が睨み合う。
「あのっ……父はどこにいるんですか!?」
まずはお父さんが無事なのを確認しなきゃ!
「さっき頼んだやつは? 渡してくれたら、中──」
私は食べ物でパンパンに膨らんだコンビニ袋を金髪男に押し付けると、民宿の玄関へと向かった。
「お父さんっ!!」
民宿の中はまるで地震でもあったかのように家具が倒れ、物が散乱していた。
壁にはスプレーのようなもので落書きされていて、心霊スポットを目的に侵入した者たちの形跡があった。
「ミオ、気を付けろよ」
背後からシリウスが声をかけてくれる。
慌てて一人で来ちゃったけど、よく周りを見渡せば、日の当たらない部屋は薄暗くてちょっと不気味で、シリウスがそばにいてくれることがすごく心強く感じた。
「お父さん、どこにいるの?」
その時、上からガタッと音がした。
「二階……?」
すると、ちょうど階段を見つけて目線を上げると、階段の踊り場に大きな鏡があるのを見つけた。
「えっ……」
ゾクッとして、すぐに目を背ける。
「貴様に言われたくない」
シリウスと金髪男が睨み合う。
「あのっ……父はどこにいるんですか!?」
まずはお父さんが無事なのを確認しなきゃ!
「さっき頼んだやつは? 渡してくれたら、中──」
私は食べ物でパンパンに膨らんだコンビニ袋を金髪男に押し付けると、民宿の玄関へと向かった。
「お父さんっ!!」
民宿の中はまるで地震でもあったかのように家具が倒れ、物が散乱していた。
壁にはスプレーのようなもので落書きされていて、心霊スポットを目的に侵入した者たちの形跡があった。
「ミオ、気を付けろよ」
背後からシリウスが声をかけてくれる。
慌てて一人で来ちゃったけど、よく周りを見渡せば、日の当たらない部屋は薄暗くてちょっと不気味で、シリウスがそばにいてくれることがすごく心強く感じた。
「お父さん、どこにいるの?」
その時、上からガタッと音がした。
「二階……?」
すると、ちょうど階段を見つけて目線を上げると、階段の踊り場に大きな鏡があるのを見つけた。
「えっ……」
ゾクッとして、すぐに目を背ける。