騎士様は私のボディーガード
第14章 騎士様、私の両親を紹介します
「頭を上げてください、秋山さん。美桜さんはあなたのことを本当に心配して、ここまで来たんです。迷惑だなんて思ってませんよ」
朝比奈さんが私の言いたいことを代弁してくれる。だから私も、
「お父さん……こうなるまで、どうして頼ってくれなかったの? お母さんと離婚したからって、 お父さんは私の家族なんだよっ……」
「美桜……」
お父さんは顔を上げると、再び申し訳ない顔をした。
「すまんな、美桜……。父さんは精神的にも身体的にも弱くて、ずっと母さんに頼って生きてきたから、美桜にまでも甘えるわけにはいかなかったんだ……」
お父さん……やっぱりそうだったんだ。
うちにいるときも、どこかお母さんに遠慮してたよね……。
「でも、これからどうするの? 他に住む場所あるの?」
私が聞くと、お父さんは黙ってしまった。
すると「ミオのお父さん」と、シリウスがお父さんのそばに寄って片膝をついたかと思うと、
「俺たちと一緒に住まないか」
と、大胆なことを発言した。
「!?」
当然、お父さんは驚いて身を起こし、私とシリウスを交互に見る。
「美桜……どういうことだ? この方とは一体っ……」
朝比奈さんが私の言いたいことを代弁してくれる。だから私も、
「お父さん……こうなるまで、どうして頼ってくれなかったの? お母さんと離婚したからって、 お父さんは私の家族なんだよっ……」
「美桜……」
お父さんは顔を上げると、再び申し訳ない顔をした。
「すまんな、美桜……。父さんは精神的にも身体的にも弱くて、ずっと母さんに頼って生きてきたから、美桜にまでも甘えるわけにはいかなかったんだ……」
お父さん……やっぱりそうだったんだ。
うちにいるときも、どこかお母さんに遠慮してたよね……。
「でも、これからどうするの? 他に住む場所あるの?」
私が聞くと、お父さんは黙ってしまった。
すると「ミオのお父さん」と、シリウスがお父さんのそばに寄って片膝をついたかと思うと、
「俺たちと一緒に住まないか」
と、大胆なことを発言した。
「!?」
当然、お父さんは驚いて身を起こし、私とシリウスを交互に見る。
「美桜……どういうことだ? この方とは一体っ……」