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騎士様は私のボディーガード

第14章 騎士様、私の両親を紹介します

「でも、いいのか? 一緒に住むだなんて……父さん、お前たちの邪魔にならないか?」

「……」



やっぱりそう思っちゃうよね……。
三人で一緒に住むなんて、ウラユの時とはまた違うし……。



「でも私はお父さんと一緒に住めるなら住みたいよ。お父さんは私とお母さんに負い目を感じてるかもしれないけど、私、お父さんが作る味噌汁が大好きだったから……また作ってくれたら嬉しいな」

「美桜……」

「それに、彼とはずっと一緒にいられるわけじゃないの」

「ん?」

「いつか国に帰らなきゃいけなくて……」

「……そうか」



ショボンとする私の頭を、お父さんは優しく撫でてくれる。



ああ、お父さんの手……安心するなぁ。



「ウケる。あんた、あの男の女だったのかよ」



親子水入らずの会話に、金髪男が突然割って入ってきた。



「だから、なんですか?」



ちょっとムッとしながら金髪男に振り向くと、突然腕を掴まれた。



「ちょっと来てもらうぜ」

「えっ?」



私は金髪男に腕を無理やり引っ張られ、引きずられる。


「やっ……」

「美桜っ!」



後ろからお父さんが追いかけてこようとしたけど、物に躓いて転倒してしまった。



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