騎士様は私のボディーガード
第14章 騎士様、私の両親を紹介します
バイクに乗っている男はヘルメットのシールドを開ける。
「村上さんっ?」
なんと、バイクに乗っていたのはボディーガードの村上さんだった。
つまり、さっき言ってた「コンビニで声をかけた助っ人」とは暴走族のことだった。
どう声をかけたかは謎だけど、周りはブンブンブンブン音が鳴り響いてすごいことになっている。
そんな中、斜め後ろにチラッと赤いスポーツカーが見えた。息を飲むも、周りにいる暴走族がこっちに近づかないように進路妨害してくれる。
そしてどんどん離れ、信号で足止めされて見えなくなった。
「美桜さん、降りる準備を」
「はい!」
朝比奈さんは車を路肩に寄せる。
その瞬間、反対側のドアが開き、若い女性が乗りこんできた。
「美桜さん、上着脱いで!」
「えっ?」
いきなりそんなことを言われてフリーズする。
「あたしが囮になるから、早く!」
「は、はいっ!」
私は言われるがまま、上着を脱いで彼女に渡す。彼女も上着を脱いで、私に着るよう促した。
「美桜さん、こっちです!」
車のドアが開いて、スーツを着た白石さんが迎えに来てくれる。
「護、美桜さんを頼むぞ」
「おうよ!」
「美桜さん、気をつけてね!」
私の上着を羽織った女性は髪もセミロングなことから、後ろから見れば私だと見間違えてもおかしくなかった。
「村上さんっ?」
なんと、バイクに乗っていたのはボディーガードの村上さんだった。
つまり、さっき言ってた「コンビニで声をかけた助っ人」とは暴走族のことだった。
どう声をかけたかは謎だけど、周りはブンブンブンブン音が鳴り響いてすごいことになっている。
そんな中、斜め後ろにチラッと赤いスポーツカーが見えた。息を飲むも、周りにいる暴走族がこっちに近づかないように進路妨害してくれる。
そしてどんどん離れ、信号で足止めされて見えなくなった。
「美桜さん、降りる準備を」
「はい!」
朝比奈さんは車を路肩に寄せる。
その瞬間、反対側のドアが開き、若い女性が乗りこんできた。
「美桜さん、上着脱いで!」
「えっ?」
いきなりそんなことを言われてフリーズする。
「あたしが囮になるから、早く!」
「は、はいっ!」
私は言われるがまま、上着を脱いで彼女に渡す。彼女も上着を脱いで、私に着るよう促した。
「美桜さん、こっちです!」
車のドアが開いて、スーツを着た白石さんが迎えに来てくれる。
「護、美桜さんを頼むぞ」
「おうよ!」
「美桜さん、気をつけてね!」
私の上着を羽織った女性は髪もセミロングなことから、後ろから見れば私だと見間違えてもおかしくなかった。