騎士様は私のボディーガード
第15章 騎士様、あなたは誰ですか?
「じゃあ、そのお菓子は俺が貰う」
シリウスはマカロンをポイッと口に入れると、ムシャムシャと食べ始めた。
「うん、元気出たぞ」
「良かった! シリウス様、元気になった!」
蛍ちゃんが喜んでいる。
「あ、じゃあ……せっかくだし、私も貰おうかな」
ピンクのマカロンを食べると甘くて思わず笑顔になった。
「蛍ちゃん、ありがとう。私も元気でたよ」
「やった、二人とも元気になって嬉しい!」
蛍ちゃんはニコニコと笑顔になった。
その隣では、乙姫社長がクスクスと笑っている。
「二人とも、落ち込むのはまだ早いですよ。ピンチはチャンスです」
「ピンチは……チャンス?」
「なぜ美桜ちゃんがシリウスの記憶だけを忘れてしまったのか……。それは恐らく、美桜ちゃんとシリウスが繋がっていることを阻止したい者たちがいるからでしょう」
「阻止したい者って……それがさっきシリウスが言ってた、魔術師ってことですか?」
シリウスと乙姫社長は頷く。
「鏡の中に入って、廃墟マニアの男を捕まえた俺は、奴がどうしてミオを狙って鏡の中に突き落としたのか吐かせたんだ。すると奴は『黒装束を着た、魔術師二人に頼まれた』と答えた」
「!」
シリウスはマカロンをポイッと口に入れると、ムシャムシャと食べ始めた。
「うん、元気出たぞ」
「良かった! シリウス様、元気になった!」
蛍ちゃんが喜んでいる。
「あ、じゃあ……せっかくだし、私も貰おうかな」
ピンクのマカロンを食べると甘くて思わず笑顔になった。
「蛍ちゃん、ありがとう。私も元気でたよ」
「やった、二人とも元気になって嬉しい!」
蛍ちゃんはニコニコと笑顔になった。
その隣では、乙姫社長がクスクスと笑っている。
「二人とも、落ち込むのはまだ早いですよ。ピンチはチャンスです」
「ピンチは……チャンス?」
「なぜ美桜ちゃんがシリウスの記憶だけを忘れてしまったのか……。それは恐らく、美桜ちゃんとシリウスが繋がっていることを阻止したい者たちがいるからでしょう」
「阻止したい者って……それがさっきシリウスが言ってた、魔術師ってことですか?」
シリウスと乙姫社長は頷く。
「鏡の中に入って、廃墟マニアの男を捕まえた俺は、奴がどうしてミオを狙って鏡の中に突き落としたのか吐かせたんだ。すると奴は『黒装束を着た、魔術師二人に頼まれた』と答えた」
「!」