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騎士様は私のボディーガード

第15章 騎士様、あなたは誰ですか?

「……んっ……んんっ……」



シリウスの舌が私の舌に絡みつき、どこまでも追いかけてくる。しかも歯の裏側をなぞったり、唇を舐めたり……そうしてるうちに身体が熱くなって、お腹の奥がキュンとなって。



「……ん……シリウスっ……」



なんか変なの。
こんなの初めてなのに、もっと……って欲しくなる。



「……はあっ……」



お互いの唇が離れると、唾液の糸が引いた。



「……シリウス……」

「ミオ、もう我慢できない。お前が欲しい……」

「……っ」



シリウスの濡れた瞳にドキッとする。
初めてだから少し怖いけど、でもこのままシリウスと繋がれるなら──って、私はコクッと頷いた。



「……ミオ……」



私は再びキスされながら、ベッドに押し倒された。ギシッとシリウスが私の身体に跨がった、その時───。



「おっはようございます、美桜さまぁ~! 朝ごはんの用意ができましたよぉ!」

「ちょっと、雅(みやび)ちゃん! 勝手にドア開けちゃだめでしょ!って………あっ」



突然、部屋に入ってきたメイドの少女たちと目が合った。
数秒後、何事もなかったかのようにパタンッとドアが閉まる。



「……じゃあ、ミオ、続きを」

「し、しないっ……こんなところでなんて、絶っ対無理だからっ……!」



私は断固拒否をした。




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