テキストサイズ

騎士様は私のボディーガード

第15章 騎士様、あなたは誰ですか?

「ミオ」

「ひゃああっ」



突然、背後から抱きしめられて、私は変な声を出してしまった。



「どこに行ったのかと思ったら、こんな所にいたんだな。早くさっきの続きしようぜ」

「えっ……」



抱きしめてきたのは、ほんのり顔が赤いシリウスだった。



「さっきの続きって……」

「決まってるだろ。気持ちいいこと、だ」

「……っ」



シリウスの息が耳の奥に届いてゾクッとする。



「待って、もおっ……シリウス、酔っ払ってる!?」



シリウスからお酒の匂いが漂ってくる。



「酔っ払ってない。俺はミオとイチャイチャしたいだけなんだ」

「あっ……」



シリウスは私の首元に顔を埋めると、首筋に唇を這わせてきた。



「んっ……や、シリウスっ……だめっ……」



嘘でしょ!?
目の前につばきちゃんがいるのにっ……



更にシリウスは私の顎を掴むと強引に口づけしてきた。



「……んっ……んんっ……」



無理やり舌を割り入れられて、激しく絡めとられる。



なにこれ……お酒の味?
キスだけでクラクラするっ……




ストーリーメニュー

TOPTOPへ