騎士様は私のボディーガード
第3章 騎士様、違反です!!
酒井さんは私の腕を掴むと、なぜか人気のない公園のトイレへと連れていこうとした。
「や、どこに行くんですかっ……」
「傷つくなぁ、そんなあからさまに嫌な顔しないでよ」
「離してくださいっ……」
「そんな怯えなくても、君をどうこうしようなんて思ってないよ。君は美沙の大事な娘なんだからさ……」
そう言いつつも、酒井さんは私に顔を近づけてきた。
「や、やだっ……」
「───ミオ!!」
その時、遠くからシリウスの声が聞こえた。
「えっ……」
驚いて振り返ると、なんと私のTシャツを着たシリウスが裸足のまま、勢いよくこっちに向かって走ってくるのが見えた。
「シリウスっ!?」
「貴様、ミオから離れろ!!」
「な、なんだお前はっ……うわあああっ!!」
シリウスの気迫に恐れてとっさに逃げようとした酒井さんの背中に、シリウスの蹴りが入った。
「や、どこに行くんですかっ……」
「傷つくなぁ、そんなあからさまに嫌な顔しないでよ」
「離してくださいっ……」
「そんな怯えなくても、君をどうこうしようなんて思ってないよ。君は美沙の大事な娘なんだからさ……」
そう言いつつも、酒井さんは私に顔を近づけてきた。
「や、やだっ……」
「───ミオ!!」
その時、遠くからシリウスの声が聞こえた。
「えっ……」
驚いて振り返ると、なんと私のTシャツを着たシリウスが裸足のまま、勢いよくこっちに向かって走ってくるのが見えた。
「シリウスっ!?」
「貴様、ミオから離れろ!!」
「な、なんだお前はっ……うわあああっ!!」
シリウスの気迫に恐れてとっさに逃げようとした酒井さんの背中に、シリウスの蹴りが入った。