テキストサイズ

騎士様は私のボディーガード

第4章 騎士様、居候が増えました!

私はそれを聞いて青ざめる。



「はあっ? シリウスのばかっ!! 下がっていいぞじゃないでしょっ!!」



信じられない……
まさか全く関係ない他所様を引き止めて、部屋の見張りをさせていたなんて……!



「あのっ……すみません!! うちの者が全く関係ないあなたに大、大、大ご迷惑をかけてしまって……本当に申し訳ございませんでしたっ!!」



私は青年に向かって慌てて土下座をした。



「えっ? ちょっ……そんなことくらいで土下座しないでくださいよ! 確かに頼まれた時はびっくりしましたけど、見張りってなんだか兵士になった気分で楽しかったですし」

「……え?」



怒ってないんですか??
迷惑だったんじゃないんですか??



「それに彼はあなたのことが心配だからと、なりふり構わず出て行ったんです。ちょっとかっこいいなぁと思いましたね。俺だったらそんな格好で外出れませんよ」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ