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騎士様は私のボディーガード

第4章 騎士様、居候が増えました!

やっぱりシリウスのこと気になるよね。
外見黒髪だけど瞳の色ブルーだし、ちょっと変わった外国人かなぁって……



「俺はエルドラード王国の騎士、シリウスだ」

「シリっ……!?」



ちょっ……そこはバカ正直に自己紹介しなくていいから!!



「エルドラード王国? どの辺りだろう、ヨーロッパ? しかも騎士って……え? もしかして」

「あああっ、あのですねっ……」



その時、私の部屋の中から「んぎゃ!」という声が聞こえた。



「今、部屋の中から人の声が……」

「まさか、泥棒?」

「えっ、そんなはずは──」

「確かめるぞ」



シリウスは躊躇なく、玄関のドアを開けた。
ズカズカと中へ入っていくと、そこにはなぜかピエロの格好をした女性がいた。



「お前は誰だ」



シリウスが問いかけると、彼女はポニーテールの髪を揺らしながら、



「私? 私はウラユだけど」



と答えた。



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