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騎士様は私のボディーガード

第4章 騎士様、居候が増えました!

とりあえず話がややこしくなるので、俊輔さんには帰ってもらった。
ちゃっかりウラユに名刺渡してたけど、ウラユは興味ないみたいで、テーブルの上で小さく折り畳んでいる。



「──で? シリウスとミオは付き合ってるの?」



三人分の昼ご飯を用意していると、ウラユに唐突に突っ込まれた。



「ああ、ミオは俺の女だ」

「シリウス!? 誤解されるようなこと言わないでっ!」

「なるほど。シリウスはミオにぞっこんなんだね~」

「ぞっこんって……シリウスだって昨日ここに来たばかりなんだよ」

「そっかぁ、一目惚れかなぁ?」



一目惚れなわけない。
私は初対面でシリウスに殺されかけたんだから。



それにシリウスは私を黙らせるためにキスしただけだし、手が早いってだけで私のことが好きってわけじゃ───ん? ちょっと待って。



このままウラユもここで住むことになったら、ウラユもシリウスに襲われかねない!?



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