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騎士様は私のボディーガード

第4章 騎士様、居候が増えました!

「シリウス、ちょっと来て」



私はシリウスを連れて玄関の外に出た。



「なんだ、ミオ。俺と二人っきりになりたかったのか?」

「違う。あのね、シリウス……やむを得ず、これからウラユも一緒に住むことになるけど、ウラユには手を出さないでね?」



私がそう言うと、シリウスは目を大きく見開いたあと、ニヤリと笑った。



「なんだ、焼きもちか?」

「違うってば! 前にも言ったけど、触るとかそういう行為は、相手の同意がなかったらやっちゃいけないんだからね!」

「じゃあ、ウラユが同意したらいいんだな」

「えっ……」

「お前がダメでも、ウラユはオッケーかもしれないぞ」

「そっ、そんなこと……」



あるわけないって思った。
ウラユだってシリウスに触れられたくないだろうって思ってたのに、部屋に戻るなりシリウスがウラユにベタベタ触っても、なぜかウラユは嫌がらなかった。



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